事例・多種多様なコンテナで輸送の効率化

事例・多種多様なコンテナで輸送の効率化

多種多様かつカスタム可能なコンテナで輸送の効率化とモーダルシフトを促進

モーダルシフトに適したものから特殊性の高いものまで、多種多様な私有コンテナ

国内全域におよぶ鉄道輸送網「みどりのネットワーク」を活用したマッチングサービスや船舶輸送のスキーム構築など、全国通運では輸送の効率化とモーダルシフト促進につながる多角的な取り組みを行なっている。そのひとつに、多種多様な私有コンテナの存在がある。時代の変化とともに高まるニーズから必要とされているサービスを敏感に捉え、つねに最適な輸送環境を提案するべく、モーダルシフトに適したものから特殊性の高いものまで、その特徴はさまざまだ。

私有コンテナ種別の表化をご提案します

「基本的に鉄道貨物輸送に使用するコンテナには、JR貨物が有するものと各通運が自社で管理している私有物のどちらかになります。全国通運としては、多種多様なコンテナを自社で保有することでお客さまの要望に的確に対応・手配が出来るようしております。たとえば12フィートタイプであれば、輸送中でも庫内の換気が出来る生鮮食品などの輸送に適した『通風コンテナ』、天蓋の開閉機能で上部から荷積みが可能な『無蓋コンテナ』などがあります。また、リース事業で取り扱いのある31フィートタイプに関しては、大型トラックと同等の積載容量で輸送単位や荷役作業を変えずに鉄道輸送が可能なウイングタイプや-30℃から+25℃まで温度管理ができる冷凍機能を搭載したタイプを取り揃えています」31フィートコンテナに関しては、トラックから環境に優しい鉄道へ輸送手段を切り替えることでCO2排出量の削減やドライバー不足の解消に繋がるため、モーダルシフト促進の観点からも需要が高まっているという。過去には、大手宅配便事業会社専用のうしろ開きコンテナを製造するなど、限定的な用途への対応力はそのまま顧客からの信頼にもつながっている。

10tトラックと同等の31フィートコンテナで、手間をかけずに輸送モードを移行

「たとえば、チョコレートやビスケットといったデリケートな荷物を扱う場合は、より積み卸しがしやすいようにうしろ開きのコンテナにカスタマイズするなど、用途をヒアリングしたうえでこれまでに培った輸送のノウハウから最適解を導き出した具体的なご提案をさせていただくよう努めております。ここ最近では、31フィートコンテナのメリットに着目し導入を検討される大手企業さまも増えてきていると感じております。12フィートですと10tトラックから発注単位を変える必要がありますが、31フィートは積載容量が10tトラックと同等のため、手間をかけずに輸送モードを移行できるというのは非常に大きな利点です。もちろん、一度に運ぶ貨物量が多ければ、コスト面のメリットも大きくなります。そういった動向を分析しながら、そのときどきに求められるサービスを追求してきました」JR貨物グループの関連企業であることの安心感や全国にネットワークを持つスケール感のみならず、こうした1オーダーごとに向き合う姿勢も全国通運が選ばれる大きな理由と言えるだろう。また現在、全国通運では顧客である大手食品飲料メーカー数社、及びJR貨物とともに「モーダルシフト推進協議会」を立ち上げ、1ヵ月に1度、各自の状況やそれぞれが抱える問題点をシェアする定例会を実施。課題の吸い上げと輸送環境のアップデートに務めている。

『みどりのネットワーク』を駆使した積荷のマッチングやコンテナの一括手配

「今後、物流業界は働き方改革関連法を遵守しよういういわゆる“2024年問題”に伴い、物流の運行管理にまつわる取り締まりの強化も予見されています。そうしたなかで全国通運は『みどりのネットワーク』を駆使した積荷のマッチングやコンテナの一括手配などを通じて、モーダルシフトを推進し、輸送モードの移行を考えているお客さまにとって安心して任せられる企業でありたいと願っております」

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